
| 久し振りに市公会堂でお芝居を見た。約1年をかけて改装されたのだ。前席の移動椅子が固定されていたり、天井にあった音をよくするための円盤?も取り除かれており、何よりもしまなみ海道を描いた平山郁夫さんの緞帳が素敵です。文字通り新たなる公会堂の幕開きです。 今日の例会は加藤健一事務所の「モリー先生―」。前回の「詩人の恋」(平成8年8月)以来のカトケンさん。来今は4度目!一分のスキもない確実な芝居の運びは今回もサスガでした。 病人と介護?の2人芝居というのはフランス映画の「最強のふたり」と似た部分もありますが、どちらもいい作品だ。本当にまじめなお芝居に時間を忘れていました。 ピアノがひとつあるだけのシンプルな舞台では演奏にうっとり!昔を懐かしむドリスデイの「ザベリイソートオブユー」が印象的でした。好きな曲だからかな?入口でいただいたモリー先生の名言集も大切にしたい。私の永久保存版となった。ありがたいことです。 「人間サボれる時にサボる」な〜んて私にもピッタリです。演題の火曜日のイミがなるほどと理解出来たのも納得!舞台の木が緑色から見事な赤い色の木に変わって、舞台の雰囲気がサッと変わった演出もスゴイ!死ということをテーマにしてはいるが、あまり深刻すぎずにかと言ってサラリと表現したのは原作のせい? ルー・ゲーリックはアメリカの打撃王と呼ばれ、映画にもなったヤンキースの野球選手だ。ゲーリークーパーの映画の名演技。テレサ・ライトの初々しい奥さんが印象的です。でも彼があのような病気だったことは初めて知った。 今夜も「ああ、映画やお芝居っていろいろなことを教えてくれるものですね」と秋が少しずつ近づいて来る街中を清々しい気持ちで帰宅しました。 ありがとう!そしてお疲れさま! 巻雲 渡辺 宏 |
| ひとり芝居はよく見ますが、ふたり芝居は珍しかったです。 二人の演技が上手なのでしょうか、息がぴったり合っていて、退屈せず興味を持っておしまいまで見ることができました。 モリー先生の生き方には学ぶことばかりでした。全身の筋肉萎縮で筋力が低下しても頭はさえてちっともボケない病気(主人がそうでした)。生徒であるミッチと自分をくらべて反省しています。どう死ぬかではなく、今をどう生きるかが、今の私の課題です。 よいお芝居をありがとうございました。 ゆうやけこやけ 片山安美 |
| 今回のお芝居は、見終ってから色々と考えさせられましたけど、お二人の息の合ったお芝居に感心しました。 お芝居が終ったあとの交流会では、テレビで見ていた加藤さんのイメージとは少し違い、気さくでどんな質問にも一つずつ丁寧に答えてくださり、本当にお芝居が好きなんだなぁと、気持ちが伝わってきました。 もっと色々な加藤さんのお芝居が見たいと思いました。 ゆうやけこやけ 渡邉幸子 |
| ミッチがうらやましい。モリー先生というステキなコーチに恵まれて。 僕のコーチは誰かなあ。 ゆうやけこやけ 苅田晴仁 |
| はじめての参加でした。最初は、何か拡声装置を使っていると思っていましたが、全て肉声とわかり驚きました。 生の声に圧倒され、人間って努力すればすごいぞ。 えだぼり 村上一明 |
| 9月9日の加藤健一事務所「モリー先生との火曜日」例会は、改装されたばかりの今治市公会堂で快適であった。二人芝居は観た事が無く、さほど期待もしていなかったが、言葉が良く聞こえ筋が解りやすく、恩師の講義を受ける為に、毎週2千キロを移動したという実話ならではの説得力が有り飽きること無く鑑賞出来た。鍛えられた俳優の演技は素晴らしいと改めて演劇の良さを再認識させられた例会でした。 山つつじ 宮城純一 |
| 「人の気持ちが分かる人間になりなさい。」我が子に良く言った覚えがある。しかし人の気持ちを理解するためにはどうすればいいのかといえば、自分が人と同じ経験をするほかに方法はないのだ。殴られて痛みを知り、傷つけられたり、やさしくされたりして、心の機微を知る。助けているつもりが実は助けられていたりして。 そして万事すべてを経験できないにしても、想像することはできそうだ。 すべての人の気持ちが分かる必要があるか無いかは別として、幸せ探しの道具の一つにはなるだろう。 市民劇場はそんな道具のひとつになればいいと、モリー先生を見て思った。 幹事 A |
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