【第21回定期総会ニュース】
平成22年6月27日(日)第21回定期総会が今治市中央公民館2階視聴覚室で開かれました。昨年度は総会で「運営安定のため会員数を確保し赤字の解消を計る。(目標700名)」を議案に提案し、話し合いが行われ承認されましたが、第101回例会『金壺親父恋達引』〜第106回例会『赤シャツ』までの1年間一度も前例会をクリアすることが出来ませんでした。会員数は第106回例会で557名となり財政状況が厳しくなっています。
総会に先立ちまして、総会事前説明会を6月4日(金)・5日(土)朝・昼・夜の一日3回計6回開きました。ここで、議案に提案している財政問題への対処についてご説明すると共にいろいろと話合いを行いました。
総会は代議員23名、委任状66名、合計89名、代議員数二分の一以上で成立しました。
なお、議案は総会資料に掲載しています。総会では「議案1〜議案5」を原案どおり多数の賛成を得て可決・成立しました。内容は次のとおりです。
議案1 会員拡大について
運営安定のため会員数を確保し赤字の解消を計る。(650名を確保)
議案2 財政問題への対処
@ 問題解決のためのアンケートを実施する。
A 具体的な方策を検討する。
議案3 運営基金の規約案
会則 第22条 運営基金に関する実施要項に掲載
細則 9.運営基金に関する規定に掲載
議案4 20周年の件
@準備委員会を立ち上げて具体的な活動をする。
A20周年記念事業に向けて募金活動をする。
議案5 ホールについて
@今治市に公会堂の設備改善を働きかけていく。
Aいまばり市民劇場は「文化ホールを考える会」に対して、施設見学 や講師を招いての勉強会に今後も参加し協力していく。
☆議案の議決された内容はいろいろな項目がありますが、一人一人の会員の出来る運動から活動していきましょう。
代議員の質疑(Q)と役員応答(A)並びに幹事会の返答
Q:サークル「くすかわ」 端的にいってこの危機的状況を脱するには、会員の増加しかないのに減ってばかりいる。幹部の人はどの様に考えているのか?
A:幹事会 2010年度とも関わるので発言します。
事前説明会での意見には、
@会員以外に市民劇場を知ってもらい、財政の一部にするためフリーマーケットをしてはどうか。
Aポスターを大丸のシャターに貼らせてもらう。
B範囲を広げて貼る。
C例会PR用のチラシを店に貼ってもらう。
D7月3日の夜店でPRする。
Eラジオ「バリバリ」は一日3回の生放送があるのでその中の何処かで例会の案内をしてもらう。他に会員が持っている番組で話をしてもらう。
……などがありました。
Q:サークル「まだまだU」 席が空いているので、生徒招待は良い。例会担当サークル会に会員を気持ちよく観てもらう自覚が無い。「有難うございました」の気持ちが必要。
A:幹事会 迎える側として大事なこと。運営サークル会が盛り上がり、成功させると生き生きしてくる。
議長 会員減に対する幹事会の考え方、事務局の方であるなら提案してください。
A:幹事会 事務局が財政をどのように考えているかは、次の決議事項の議案に提案した内容になります。流れとしては、総会での十分な話合いを基にして、アンケートの内容を幹事会で検討する。アンケートを実施し、その結果を幹事会で煮詰め提案内容を決める。そして臨時総会で話し合う。
Q:サークル「まだまだ1」 話しを聞く中で、厳しい状態だという気分になってきた。いくつか提案します。
@財政が厳しい。★事前説明会の中で年間6例会を5例会に減らすという意見が出たが、私は無理だと思う。一年間の中で4カ月は例会がない状態になり、会費を払うのは無理。★一年に1回、財政の助かる「一人芝居」、「人形劇」、「人形浄瑠璃」、大胆にアマチユアを呼ぶ。
A代表がステージの上から毎回話をする必要がある。幹事が変わりばんこでもよい。
Bこれまでに止めた会員に理由を聞いていたと思う。電話かけをする。
C毎回機関紙に広告を載せる。貴重なお金が一部でも入れば助かる。
D各学校の演劇部へ是非来て観て欲しいと要望を出す。(顧問の先生、部長に依頼する)
Q:サークル「まよけトリオ」 会員拡大の件ですが、60代が195名と多い。私のサークルは、18名いましたが、現在は根分けをして8名です。サークル内は全部夫婦になっています。身近な人を対象に呼び掛けしたら良い。
続いて<決議事項>議案の説明が役員からありました。
財政問題の対処では
@アンケートを実施する。 ?アンケートによって対策が決まるという訳ではない。 ?会員がどの様に考えているかを知るため。
A総会でアンケート項目・方策を具体的に出していただくと良い。
<募金について>
1.雑収入に入れていたが→ 新しく募金の項目にする。
2.今まで通りの募金箱と20周年記念事業募金箱の2つを例会場に置く。
Q:サークル「くすかわ」 運営していく資金が足りなくなって、劇団に払えなくなる。20周年よりそちらが大事。会員を増やすことが一番。文化の灯を消すな、そんな考えの人はほとんどいない。面白い芝居を観るために来ている。……知名度のあるキャストの演劇、会員が興味を持つ演劇を呼ばないといけない。気合いだけでは増えない。映画はシルバーシートで観れるが、誰も観に行ってない。そんな厳しい状況の中で増やすにはそういったものしかない。回っていかなくなったらどうするのか?手立てはあるのか?
A:幹事会 「くすかわ」さんの言うとおり。入会の取っ掛かりは有名なキャストによることもあるでしょう。来年の目玉は林与一か、「新裸の大将」です。
私は芝居を観ていると自分が変わっていく、啓発される。そういったことがないと芝居を観る値打ちがないと思います。
A:事務局 現在の状況は「赤シャツ」の会費4月分、5月分が経費に充てられるが、「流星ワゴン」分と運営基金から借りて払っている。このままいけば、一つのあとが二つのあと、三つのあとと会費の先取り状態。今は一つ分ずれている。赤字ではあるけれど何処からか借りている訳ではない。運営基金から借りている。今は早く一例会分を正常に戻さないといけない。
Q:サークル「巻雲」 四国にはいくつの市民劇場があるのか?その会に代表者が出席していることを理解していない。四国の中で全部が赤字ではないと思うが、耳を傾けたい。……
A:幹事会 四国は7ブロックある。2カ月に1回は定例会があり、参加している。例会作品づくりが重要なテーマ。現在は会員数が全盛期(いまばり市民劇場の誕生の頃)の約半分になっている。今の状況では、四国単独で呼ぶことが難しくなって、他のブロックと一緒にしないと劇団が来ないことも予想される。お芝居を観て一年間全部満足するのは、会員自身の好みもあり難しい。また、芝居を通して会員自身が成長をすることも大事。
四国は概ね赤字の組織が多い。阿南は400名前後で大変苦労している。2年ほど前に6例会を5例会に減らしたのが財政の解決にならず、会員減となり足を引っ張っている。
鳴門は徳島から独立して12年になる。運営サークル会は2回(多くの幹事の人が仕事をしているので)ですが、退会数より増やそうと各サークルで自主的にお誘いの目標が出て来る。
Q:サークル「あがた」
@20年前は買い手市場だった。
A今は、四国でアンケートを取りその結果を基に例会作品づくりをしているが、実現が難しくなっている。
B良い芝居と言われても中々難しい。
C劇団に支払いが遅れているのは、役者に支払うお金が遅れるということ。
<その他>
サークル「くすかわ」から劇団の状況を鑑みて、目玉役者を入れておくことはないか?各ブロック毎のサービスはないのか?劇団も観客を育てることに?など、四国ブロックへの提案がありました。
<例会場に会員証を忘れた場合の対処について>
質疑の中で、例会場に会員証を忘れた場合(2009年度は5名)の対処についての提議があり、役員や代議員のさまざまな意見が出ましたが、後日幹事会で検討することで了承をしていただきました。
その後、幹事会でいろいろと検討をしました。
規約を一部改正してはとの提案がありましたが、問題点を整理すると。
@ 受付の対応の問題。
A 会員証を忘れた会員を会員であると証明する方法。
@は、まさに改善されるべき課題であります。Aは、会員証以外には明確な証明手段が難しい。(知った顔であるとか、ないとかでは不公平が生じる。会員はすべて平等であるという趣旨に反する。だからといって、お金を預ければそれで良いのか……。)
結論としては、より良い解決策をさらに話し合っていくことなりました。
2010年度の活動方針
1.運営サークル前にサークル集会を開こう。
2.運営サークルでは、目標を達成しよう。
@運営サークルで「1名クリア」
A運営サークル会 第一回目参加 70%以上
B運営サークル会 複数参加 60%以上
Cサークルの根分け
3.今治市公会堂の設備改善を働きかけよう。
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