直線上に配置
最新例会紹介

第61回例会
   2002年12月 5日(木)  
   開演6:30 開場6:00
   場所:今治市公会堂    

   地人会 
   『ジョセフィン』 虹を夢見て
   出演= 前田 美波里 / 春風 ひとみ
   作・訳詞/青井 陽治   演出/木村 光一

   愛を求めて、愛に追われる―
   孤独を逃れての奔放さか、
   野性的な官能の美しさに輝いた
   歌と踊りの女王、ジョセフィン・ベイカーの生涯

あらすじ
 ジョセフィン・ベイカーは、パリのミュージック・ホールの女王だった。
 「琥珀の女王」 [ジャズ・クレオパトラ」
 彼女に掲げられた称号は、彼女の特異な魅力を物語る。
 黒人としてアメリカに生まれたジョセフィンは、死にもの狂いのヴァイタリティ−で貧困を飛び出し、黒人ヴォードヴィルの世界で、小さなスターの座を勝ち取る。しかし、彼女をカリスマとして歓迎するのは、1920年代のきらめくパリ、そしてベルリンだった。ヨーロッパに渡ってはじめてジョセフィンは、苦悩と陽気さがないまぜになった「アメリカの黒人」から開放された。自由にはばたいたのだ「野生のダンサー」として。
 それから50年― 1975年に、ジョセフィンが69年の生涯を終えた時、フランスは、彼女を国葬で送り、マドレーヌ寺院には2万人の人々が集まった。
 確かに、ジョセフィンは大スターだった。「パリの恋人」より「世界の恋人」と呼ばれるのがふさわしい活躍をした。しかし、他にもあまたあるパリが生んだ「世界の恋人」たち― たとえば、エディット・ビアフも、イヴ・モンタンも、国葬という形で送られてはいない。
 瞬く間にパリに君臨し、ヨーロッパのアイドルとなったジョセフィンは、ヒトラーの台頭で急激に変化していく時代の急流に投げこまれる。自由と正義を信じ、フランスのために「愛国心」を燃やす。
 ジョセフィンは、「ジープに乗ったヴィーナス」として、命を危険にさらしてレジスタンスのために働き、人種差別に抗議する活動家となり、第二次世界大戦後は、世界中から肌の色の違う12人の子どもを養子にして「虹の一族」をつくり、豊かな自然に恵まれた城館に、自らの理想郷を築こうと夢見たのだった―。


トップページへもどる

今後のラインナップ

直線上に配置