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第151回例会

    2020年 7月6日(月) 
      場所:今治市公会堂

     開演6:30  開場6:00
      文学座
     大空の虹を見ると私の心は踊る

     
    作:鄭義信
    演出:松本祐子
    【出演】 鵜澤秀行 清水明彦 木津誠之  他

 
    




  逆境にあってもユーモアを忘れずたくましく生きる庶民の姿を愛情を込めて描き、 観客の共感を得る鄭義信。2008年に東京・ソウルで上演された新国立劇場制作『焼肉ドラゴン』は、 その年の演劇賞を総ナメにしました。演出にあたる松本祐子は文学座初演出作品、鄭義信の『冬のひまわり』(文学座アトリエの会)で好評を得て 以来、劇団内外で鄭作品に取り組んできました。
 文学座でのこの二人の仕事は『秋の螢』(文学座本公演)以来、12年ぶりになります。
 鄭義信作品には、劇団〈新宿梁山泊〉時代のエネルギッシュでスペクタクル感溢れた『千年の孤独』『人魚伝説』、 日韓の歴史に正面から向き合った『焼き肉ドラゴン』や『パーマ屋すみれ』(以上、新国立劇場)『ぼくに炎の戦車を』(赤坂ACTシアター)、 その他に『冬のひまわり』『杏仁豆腐のココロ』『秋の螢』などの舞台があります。 どの作品でも、現実に根を下ろせず、孤独を抱え、それゆえ夢を求めずにはいられない人々が、 身を寄せあって生きる世界を描いてきました。
 『冬のひまわり』『秋の螢』で、涙と笑いを巻き起こした鄭義信と松本祐子が、 経験を重ね、どのような世界を創り出すかご期待下さい。


あらすじ

 舞台は地方都市の繁華街のはずれにぽつんとある、廃館間際の映画館「新星劇場」。
行き場のない人たちのたまり場なのだろうか、後ろめたさを引き摺りながら生きている人たちがいる。
 館主は安田均。取り壊しが差し迫る中、映一の友人・菅原太一が、東京から後片付けを手伝いにやって来ている。
 先代の映画館主・安田善蔵は、亡き妻と映一の弟・映都の思い出が染み付いているこの劇場を愛おしみながら同じような話を繰り返す。
 映画館の従業員・浜田福子は、次の就職に向けて活動中。近所に住んでいる佐々木須美江は、まだ一度もここで映画を見たことがない。映写技師・大野 守は、安田家と深い関わり がある謎の人物。
 それぞれが、切なさと輝かしさを湛えながら生きている。
     ――最終上映まであと数日。


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