マリオネットのポルトガルギター&マンドリンの演奏も入り「泰山木の木の下で」を鑑賞する事が出来ました。 今回はサークル会で台本も何カ所か読んだり、泰山木(どんな木かも知らない無知な私 )を持参してくれたりで、内容把握出来ていたので劇団民藝の日色ともゑさん他俳優の方達の演技に感動しました。 えだぼり White₋stone |
「泰山木の木の下で」日色ともゑさん、若い俳優達も良かった。 広島弁も実母を思い出して懐かしい。実際、戦後原爆で失った命。キズを負って生きていくことを思い、考えさせられました。 島の人から愛された老婆の生き様が心に残ります。 ユープ・ケッチャ 松田澄子 |
ゆったりと大らかな感じで立っている泰山木の木が印象的な舞台!戦争と原爆で心と体に深い傷をおい、後遺症で苦しむハナ婆さんや木下刑事、その周囲の人々。よかれと思ってした事(堕胎の罪)で捕まるハナ婆さん、でも明るく世間の不条理をつく。 最後を迎えた病院にも大きな泰山木の木…。刑事を辞めた木下さんや結局堕胎の薬を使わず可愛い赤ちゃんに恵まれた磯部の奥さんに看取られ天に召される。 人柄の良いハナ婆さんを演じた日色ともゑさんのなんと明るい長ゼリフ、降参です。高齢者の私達、日本語も忘れてゆきそうなぐらいですが、日色さんを見習って頑張ります。ギターの曲に舞台がマッチ!心に響きました。 バリィさん みやこわすれ |
日色ともゑさん演じるお産婆さんが魅力的で目が離せませんでした。違法な事をしながらも子供とお母さんを幸せにせずにはおかないという強い思いが伝わりました。 船に乗ってちょこんと座った姿がかわいくて 「どうぞ罪を軽くして下さい」 と祈りながら見守っておりました。 見応えのある例会でした。さすが劇団民藝! まだまだ 原田晴美 |
生演奏と歌に引き込まれ、日色さんの存在感に圧倒されました。年を感じさせないかわいい声と容姿。よく通るセリフ。長いセリフも難なくこなす姿に今更ながら感動しました。木下さんとの会話の掛け合いで二人の信頼が深まるのが伝わりました。 ハナさんを通してその時代に生きた女性の強さを知ることができたように思います。 最後の泰山木の情景が今も眼に焼き付いています。素晴らしい舞台背景・装置・照明音響・演技が一体となり自分の心が満たされました。 千代の会 R・O |
○日色ともゑさんの八十歳と思えない可愛らしさ、身のこなし、声の張りに圧倒されました。 ○漁師の女房や医者、看護士など演出時間の短い役者さんにもみなそこに居る現実味がありました。 ○劇中歌に期待して、事前にゲストを招き唄やメロディーを再現してもらいました。本番は期待以上によい演奏でした。舞台全体に味わいが深まる演奏でした。 ○木下刑事は苦しそうでした。でも出演されてない奥さんはもともと孤独で辛かったでしょう。 ○ケロイドのある売春宿の女性が児童施設を慰問するなどしているとき、スゴイなあと感心しました。 ○台本の読み合わせをしました。本番にあまり方言が苦になりませんでした。 ゆうやけこやけ H・K |
運営サークルでの事前のシナリオの読み合わせや、意見交換で劇の内容をそれなりに理解して観劇することができた。今までたくさんの劇を観てきたが、今回ほど事前の勉強をしたことはなかったと思う。 劇の内容がわかっているので、実際の観ではどうだろうかという懸念も少しはあったけれど、結局それは杞憂であった。よく聞き取れない台詞があっても気にせずに舞台に集中できた。 また、実際に観劇してみて、事前の勉強では気づかなかった点にも気づくことができて、より深くこの劇を鑑賞することができたように思う。 其れははな婆さんが、堕胎をしたつもりであった赤ん坊が母親の機転でチャンと生まれてきたことを喜ぶ場面。劇は堕胎罪にからむものではあるけれども、実は新しい命を寿ぐことが裏側のテーマとなっていると思った。 ぶつぶつ 内藤卓洲 |
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