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感想文集=会員の皆さんの感想文です

「しのだづま考」の感想文
実に良かったです。
 芝居を鑑賞する素養はありませんが、役者さんの信念・身についた(華)に触れて、至福のひとときを味わっています。
 もう何ヶ月も前から期待していたのですが、それははるかに上回って 大・大・大満足。
丁度、当番にあたっていて搬入にもたずさわることが出来、中西さんの素顔の一端を垣間見ることが出来たのも幸運?だった。
  苺の会 阿部操
全部よかった。
 舞台・せりふ全部よかった。
 力の入った舞台を楽しませていただきました。
有難うございました。
  KSA
感想
 彼の一人芝居は踊り、太鼓をたたき、三味線を引き、ときには歌舞伎風に、ときには語りもの調に。演技の途中から解説者に変わるなど、多彩な登場人物を、小気味よく演じわける中西和久。
 物語のスピード感もなかなか見ごたえがあり、最後のシーンは今も焼き付いている。この「しのだづま考」は三部作の内の一部作だが、後の二部作も観てみたいと思った。
  CHUCHU 小野
「あーお芝居ってホントウにいいものですね」
 ひとり芝居は確か二度目である。市民劇場の今治での初回は、渡辺美佐子さんの「化粧」というひとり芝居であった。あの時も初めて見たひとり芝居にものすごく感動した。そして「あーお芝居ってホントウにいいものですね」を実感させられ今日に至っている。
 それにしても、今日の舞台はすごかった。何せ、最初からラストまで出ずっぱりで喋るんだから。中西和久さんだって人間、生身のからだで体調のよくない時や変な声になったりすることは無いんだろうか?見ている自分だって毎日毎日調子がいいなんてことは絶対にあり得ない。スゴイよね全く!それでこそプロ!それからあの小道具の数々!ひとつひとつが見事でした。スラスラ書いた「恋しくば・・・・」の文字。毎回新しく書くのかなァと関心させられた。
 今日のお芝居は自由席ということもあって幸いにも前の席の所で見せていただいたので中西さんの表情や顔から吹き出る汗まで細かい所まで見る事が出来たのはラッキーなことでした。中央公民館大ホールは今日の芝居の規模には本当に適した広さ(舞台が)だったと思う。お芝居に感動すると出演した中西さんの顔や姿が最初の印象と全く違った出演者となるから、お芝居って本当に不思議なものですねエ!いいものを本当にありがとうございました。
  巻雲 渡辺宏
次から次へと
 ひとりの多少太り気味の中年男性が、盆踊りを踊り続けている。いつまで踊るのだろうか?この男性たった一人の出演者?!などと、不安がよぎる。ところがである。一体、舞台には、解説者をはじめ、安部保名や美しい葛の葉から、狐に戻った彼女、童子丸etc、次から次えと息つく間もなく登場してくるではないか。太鼓や三味線の音色や、書まで、ふんだんに。そしてカーテンコールでは、おえつと涙で舞台がかすんでしまう程の感動で震えていた。あらゆる芸を尽くして、ここまで酔わせてくれる中西和久は、なんというエンタテーナーなんだろう。第一印象を見事にくつがえされてしまった。この冬のおやこ劇場での、「ピアノのはなし」を今から期待している。
  ダイアナ 杉岡圭子
涙腺がゆるんだかな?
 初めてのひとり芝居なるものを見た。行くまでは、雨模様だし、なんだか気乗りしないまま後ろの方の席に座ったが、始まってみると会場のセッティングもピッタリだったのか、なかなかおもしろく、なるほど永六輔さんの言われるように言偏の芝居でしたね。狐が人間の子を産む。まさにおどろおどろしい内容なのに哀感ただよって、少し涙腺ゆるんだかな?でも、これが公会堂だったら、ちょっとちがっていたかも。市長さん「こんなひどい会場、アタシ初めてだわ!?」美川憲一が怒っていたらしいですよ。
  土  和田正美
《劇評》
 会場入り口では、ちょうちんが迎えてくれ、自然に気持ちが高ぶってきました。
 一人芝居にワクワクしながら開演を待ち、太鼓の音をお腹の中まで感じながら期待は一層高まり始まりました。
 最初のところは、物語の中に入りきれず、もやもやした気分を味わいましたが、半ば過ぎからは、迫力を感じさせ、スピーディーな動きに驚かされました。
 また、一人で演じているとは感じさせないほどに、言葉や声を使い分け、ちょっとした仕草で、あっという間に役がかわっていき、しらぬまに引き込まれてしまっていました。
 三味線あり、能あり、書あり、踊りありとバラエティーにとんでいて、さすがプロだなと関心させられました。
 終わってみると、子供の頃に聞いたことのある人も多く、わかりやすい物語で、おもしろく観ることが出来ました。期待以上に良かったと思います。
   明比

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