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感想文集=会員の皆さんの感想文です

「遥かなる甲子園」の感想文
 迫力満点感動作!をありかとうこざいました
 こんなに拍手の多かった舞台は久しぶりであった。
 幕が変わるたび、暗転になるたびに、いつもいつも拍手が絶えなかった。
 出演された一人一人の顔からほとばしる汗にも感動した。
 迫力満点の、本当に素晴らしい感動作であった。
 舞台は大勢の人々のチームワークで成り立っていると思う。
 例えば、監督の先生がノックをする時の打球がカキーンと鳴る音どうやって合わせたのだろうか?
何回も何回もリハーサルしたのだろうか?さすが、プロフェッショナル!
 舞台に立つ人の息づかいやほとばしる汗までが直接見る者に語りかけ、感動をさそう。
出演者の若者たちが場面場面のセットを次々変えていく、チームワークのよさ。
 この先、この劇団はどんな方向に進んでいくのだろか?先の楽しみな劇団である。
出演された方々一人一人が精一杯に自分の役を努めていらっしゃったのも成功の大きな原 因であろう。
女子生徒役にタイブの違う二人を配したのも大変よかった。
何よりも儀間剛司役の金谷克海さんの汗と笑顔と一生懸命さが、印象深かった。
生きることの素晴らしさと喜びと感動を感じさせる素晴らしい作品だった。
   巻雲 渡辺 宏
 久しぶりに泣いた力作
 はっきり言って余り期待していませんでした今回の例会は。(ごめんなさい関西芸術座 の皆様方)
 野球の投・打・守をどんなにして表すんだろうかとか、台詞はどうするんだろう等思い、これらを表現するのは、少し難しいのではと考えて足を運びました。 が、何が何が見事に裏切ってくれました。
 見えないボールは見え、心の壁も十分に感じられ、久しぶりで泣かせていただきました。
 本当に素晴らしい舞台でした。関西芸術座の皆様ありがとうございました。
 あの時代の沖縄の状況と、現在も少しも変って無いんだと改めて教えてくれたお芝居でもありました。
   清音 井野久美子
 ぐいくいひきつけられた
 今度は座席も後なので、どんなかなと思っていたのですが、全然関係なくて、きびきびしたスピーディーな動きと手話による迫真の演技で、間近で観ている様で、ぐいぐい引きつけられました。
 お芝居も解りやすく、観た後は爽快な気分でした。
    オオニシ
 心の声が聞こえてきた!
 音の無い世界で野球部を一体どんな風に舞台で表現できるんだろうかと思っていたが、見事に白球が舞台中を飛び交い、部員たちがボールを投げて打っている。
 耳が聞こえなくても、野球ができるんだ!
 ろう学校は高野連に加盟できないという壁までも打ち破った!
 手話だけでは解かりづらいだろうなと観ていたら、心の声が聞こえてきて、手話で話している内容もよく理解できて芝居にすっかり入り込めた。
 交流会で、一樹キャプテン役の松本幸司さんが、暗転毎の客席からの拍手にはげまされたと話されていた。
 感動を演者へ伝える拍手は、すばらしい芝居空間をつくりあげることを実感した。
 涙と汗の感動のひとときをありがとう。
    ダイアナ 杉岡圭子
《劇評》
 「遥かなる甲子園は「花よりタンゴ」の代替とした上演でした。
 関西芸術座公演は、十名の出演者でしかも若さがあり、音響効果、スピード感、シンプルさ、舞台の設定、演技に手話を用いたリアルさ、観客と出演者の一体感等、素晴らしい舞台だったというのが、一致した感想。
 ただ1つ注文をつけるとなると、出演者が若さ故か、ストーリーが一方的であり、押し付けがましさが強すぎた点があろうか、そのあたりをベテランである校長役、一樹の母親役、野球部顧問がリードしていったら、まだまだ、よりもっと強く印象を与える公演となっていたろう。
    アイランド 柴田 明典

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