臨場感がでていて感動 七十年前の戯曲は現在の劇団がかかえている問題をユーモラスに暗示しているようだった。テンポの早いドタバタ劇でしたが役者の演技は呼吸が合っていてセリフもよく聞きとれた。 芝居で芝居が演じられるという面白さは迫真の演技を観客に提供できるか否かだろう。 最後の「ホテル劇場での上演」シーンは舞台装置がすばらしくよく臨場感が出ていて感動した。 ねむの花 沖濱孝久 |
見事な構成 最初は軽く観ていたが、演劇一座とホテル側の攻防が激しくなるにつれて、つい自分もひきこまれ、プロデューサーの嘘がばれません様にとか初日がうまく終わるようにとか、祈るような思い出観ていた。「ルームサービス」は見事な構成で面白かった。 ワルでありながら大悪党ではなくどことなくおかしい登場人物達や、そのスピーディーな展開とかは、まるで三谷幸喜の世界にひたっているようだった。 そしてなんと興味があったのは登場する役者十四人のうち五人が七十歳以上の人達だった事だ。 中でも老ウェイターを演じた沖恂一郎は夢を追い続ける少年のような初々しさと自分の夢を実現するためにワルもやってのけるその大胆さとをうまくしかもかわいらしく演じていて見事だった。 どこかの地域でアマチュアのシニアの演劇集団があるとテレビで紹介していたが、その生き生きとした表情は老後の生き方等を色々考えざるをえない年令に入った自分にとってはとても励みになりテアトルエコーのシニアの役者さんたちにまだまだ現役でがんばって欲しいと思った。もちろん若い役者さん達やスタッフの人達も良かったですよ。 ハピネス 落藤正子 |
みんなが主役! 前回のオセローの様に特別な主役がいない分、一人一人が主役の様に手を抜かない演技に感動です。また、中高年の役者さんのベテランらしい演技に元気をもらいました。若い役者さんは男性も女性も美しく見ほれてしまいました。 ユーモアが至る所に嫌味なく演出され、自然に笑いを誘って心から楽しめました。 メダカ 女性 |
良かった 誰にもありうる欲望やその場しのぎの為の言い訳など、おもしろおかしく演じている今回のお芝居は良かったです。 一人一人の役者が舞台に自分の夢を賭け、仲間と嘘をつきながら最後まで夢を捨てる事なく頑張る姿は今の社会にも何か通じるものがある様な気がします。 ねむの花 村上矩子 |
年令の相違? 一幕目は小気味良いアップテンポの芝居もドタバタとして余り笑えなかった。 二幕目から喜劇の演技力、面白さに魅了され笑った。前方で若い人がケラケラ笑っているのに・・・・。 年令の相違?平均年齢の高い市民劇場の会員さんからもその様に感じたのはわたしだけなのか?それでも、一年に一本はコメディータッチの芝居は見たいですね! CHUCHU 女性 |
たいへん良かった 楽しく久々にハラハラしながら、笑わせてもらった。役者のセリフのテンポも良かった。 リズム感が感じられた。久々にたのしませてもらえた。 匿名 |
楽しい傑作 テンポが良くてとてもとても面白かった。昨年映画化されて大ヒットしたミュージカルの「プロデューサーズ」を彷彿させるような楽しい傑作だった。 物語が進むにつれてどうなるのか、どうなっていくのかと見るものをハラハラさせながら遂には念願のお芝居を上演してハッピーエンドとなる。これで観客の私たちも納得。 主役のゴードンミラーを演じた安原義人さんはこのお芝居のほとんどの場面に登場したがとても」エネルギッシュな役者さん。どこか東宝ミュージカル「シカゴ」で歌って踊っていた俳優若林豪さん(清酒金陵のコマーシャルでも有名)に似ているナと思いながら楽しく見せていただいた。 当日いただいたパンフレットの中で「端役まで決して手を抜かないスラプスティクの精神が行き届いた舞台」とあったが其の通りの素晴らしさを実感した。 熊倉一雄がいつどこで出てくるのだろうと期待していたが、ラスト近くの数分間で一気に舞台を引きしめた。素晴らしい。さすがである。 また、かつて映画で名バイプレーヤーだった納谷五郎さんがお医者さんの役で健在ぶりを示してくれたことも懐かしくて嬉しいことだったし、ホテル重役役の沢りつおさんの怪演?ぶりは特筆に値する。 一月の寒い冬空だったが帰りの気分はポカポカとあたたかかった。ありがとうございました。 巻雲 渡辺 宏 |
安原義人さんや納谷五郎さん(ルパン3世の銭形警部)は声優として名高いがそのいい声が聞こえない。 公会堂の音響が悪いのはいまさら言うことではないが、それにしても、もどかしい。 匿名 男 |
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