幸せは目の前にあるよ! 平凡な日常に嵐がおこり、苛立ち・せつなさ・葛藤・夢・愛という人間の心模様が自然に浮き出されていました。 川の流れの様に激しさからゆるやかな流れに変化し、石も□から○になる様に人間も人と出会うことによりたくさんの事を学び成長する。そうありたい。 タチアーナの純粋で美しい心、思いやり、見返りを求めない愛。 イーゴリは変わり者だけど、優しく実直な人柄。 日下さんの澄んで美しい声、きれのある美しい動作、立ち姿、羽毛のように柔らかく風の様にさわやかでした。 シンプルでオーソドックスで地味なお芝居だけど、幸せの価値観を世間の物差しでなく自分の心の物差しでみている芝居にポリシーが感じられ、舞台のセットもコンパクトですっきり作られ回転も違和感なく間の音楽もテンポが速く退屈しなかつたです。 幸せはみんなの心の中に住んでいるよ 幸せは目の前にあるよ!遠くを見ていると気付かないだけ===! ぶな 大山 康子 |
二度見ても面白い 失いがちの家族の絆を昨日、今日出会った他人同士で嘘の上塗りから母を喜ばそうとする娘・・・喜劇的であり、悲劇的でもあった。 今回の 「家族の写真」 は二度見ても面白かった。 特に母親役の中村たつさんの演技は絶妙だった。 CHUCHU 小野頴子 |
ハートウォームな作品 とてもハートウォームな作品だと思いました。 でも会場は寒く、厚着をした役者さんたちがうらやましかったのは私だけでしょうか。 「金曜日には花とワインを買って〜」などという昔のコピーフレーズがうかんできたりしました。 匿 名 |
それにしてもよく廻った シンプルな舞台がいろいろと廻って面白い。 工夫された演出も計算されつくして楽しめた。 出演されたのは前半3人と後半4人。いや、も1つ、そう、あの電話器の存在を抜きにしてはこの芝居は成立しない。こんなに受話器が芝居の進行に寄与したのは初めてだった。だからあえて受話器も出演の数に入れたいぐらいである。 何の予備知識もなしに見たせいか印象はとても新鮮でした。舞台はロシアの集合住宅の一室とあったが、聞こえてきたクリスマスソングはあの当時ロシアでも英語だったのだろうか。そんなつまらないことを気にしながらこの芝居を見ている自分に少々あきれている。だって日本でも「ジングルベル」は英語と日本語は半々くらいに歌われているから。ロシア語のクリスマスソングってあるのかなァ? それにしても今日の舞台はよく廻った。場面転換の新しい?技法を感じたのは私だけだったろうか。 「家族の写真」というタイトルが終わり近くで納得できたのもよかった。 十一月だけどいいクリスマスプレゼントをもらった気持ちでした。本当にありがとう!お疲れさま。 巻雲 渡辺 宏 |
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