宝塚へ来たみたい 出演者も知名度が高い人たちで、演技も素晴らしくお芝居に引き込まれて楽しかった。 気になったのは舞台で煙草を吸う場面があり、実際に煙が出ていて観客席でせき込んだ人がいたように思い、考えたほうが良いと思いました。 天使の歌踊りも素晴らしかった。宝塚へも来たようで、よかった。 匿 名 |
元気が出るお芝居 不思議だなぁ!舞台と観客との距離・壁がなく芝居だと感じさせない、一秒たりとも目を離せない舞台でした。演技しているのだけど、演じていない芝居をいつの日か観たいと願っていた私にはぴったりの芝居でした。 女3人(アイダ、ルシール、ドリス)の本音のぶつかり合いは、スーと爽快で楽しく、話のテンポが絶妙でした。3人の脆さ、弱さ、優しさ、強さ、せつなさ、喜び、かわいらしさ、茶目っ気…は何色もの光線となり過去、現在、未来を行き交う中で輝き、眩しかったです。 お互いに傷つき、助け合い、認め合っているうちに、絆が生まれる。 人生をたくましく生き抜いてきた女3人の中に男性ひとり(サム)は、芝居の中でいなくてはならぬ存在。サムは心《気持ち》を大切にする男性。アイダをオブラートの様にフワッと優しく自然に包んでいました。今、握りしめているものを大切に手離し、一歩前進する勇気をソッと手助けできる人だなぁと思いました。 小野寺昭さん、《サム》には適役でした。 今回セメタリー倶楽部を観ることができて良かったです。 心の強さ、思考の柔軟性、言葉の大切さ・意味、豊かな想像力って、大事だということを再認識し、元気が出てきました。ありがとうございました。 ぶな 大山 やす子 |
寒い夜空も心はポカポカ オープニングは映画「慕情」のテーマ曲をバックにエンジェルが踊っている。楽しいミュージカルを思わせる洒落た趣向でウキウキさせてくれた。また、劇中に流れるシャンソン曲の枯葉など耳なじみのメロディーが心地よく嬉しい。「人生は一回ではない。青春は一回ではない。」と演出の竹邑さんが述べておられたが、この言葉が70歳代後半の私の生き方を勇気づけてくれる。 初老の女性三人三様の個性をうまく物語の進行に取り入れて、さりげなく(時には激しく)見せる演出がすばらしい。 ピンク色に統一された第二幕では、三人の女優さんの脚線がスラリとして美しかったのも目の保養?になった。 「配役がこの芝居の鍵である―」と翻訳の丹野さんが述べておられたが、主役級の三人の女優さんがこうも見事に揃えられたのもこのお芝居が成功した要因の一つであろう。日本人が外国の人に扮しても見る側にはなんの抵抗もないのだが、逆に外国人が(例えばアメリカ人が)日本人に扮すると映画「八月十五日の茶屋」のマーロン・ブランドのようになってギクシャクしてしまう。そんなつまらない事を考えながらも終わりまで面白く見せてもらった。 ラストの舞台挨拶やトークショー?がとても和やかで本当に楽しかった。 いいものを見た後は気分もルンルン。一月終りの寒い夜空も、心はポカポカのあたたかい帰り道でした。 ありがとうございました。 巻雲 渡辺 宏 |
面白さじわじわ… じわじわと面白くなる物語でした。メルヘン調の二人の若い方の背筋の伸びた姿にあこがれて見入っていました。私の曲った背中が伸びる様な気持ちです。汀さんの踊りも抜群で楽しかった。 丘さん、新藤さんも皆大好きです。汀さんの持ち歩いていた便利な椅子はどうして?と思いましたが納得出来ました。交流会に出られなかったのが残念です。 レモンちゃん 高須賀 恵美子 |
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