とにかく、楽しく見せてもらったし、せりふがたくさんなのに、すごいなあーと思いました。 ドラマを見ている様だった。 パワーがあるのにびっくりです。 ぱら 砂田久子 |
最低の現実に、たどりついたとき、自分達の進む道かはっきりと見えてきた。 どこの家庭にも現実をみつめ、自分が何を×かだと思います。 矢野利雄 |
声がよ<とおり聞こえたことは、とてもよかったと思います。 昔、今、未来、その場に対応すること。いいことも悪いこともその時々に応じて J 手井秀子 |
ちょっとむずかしかったですが、いろいろ考えさせられるお話でした。 ダイアナ IK |
タイトルからして東宝SFっぽいなという先入観があり期待と逆の気持ちが入れ混っていました。 面白くて満足しました。まさに市民劇場でなければ見ることは出来ないなと思いました。 18時30分きっかりにお芝居が始まったので思わずニッコリ!それにしても不思議な物語でした。 主人公が二人いて同一人物を演じている。 さまざまな登場人物は過去と現在が交錯していても納得して見ていられる。 このあたりが作者と演出者の息の合ったところだろう!それにしてもよくもまアこんな不可思議な世界が表現できたものだ。 セットを次々と変化させていく三人のスタッフの活躍が見事であり、ラストシーンの豪華なセットへとつながって素晴らしい。 また心理面でも少年ヒロキのゆれ動く心がさりげなく表わされて脚本の見事さが生きていた。 私達高齢の世代にも生きる力を与えてくれるそんな秀逸なドラマでした。本当にありがとうこざいました。 巻雲 渡辺 宏 |
事前に原作を読んでいましたので、舞台作りをどの様にするのか大変興味を持ちました。舞台はとてもシンプルでその中での場面展開は感心しました。 テーマは現代の家庭の在り方をとらえていて、希薄になりつつある家庭の絆について考えさされました。最後に夫(一雄)は困難な八方塞がりの現状から一度は死を望んだが、再生を目指そうとする姿に感動しました。 静かに進行するドラマでしたが、一人称で語る永日一雄1、永田一雄2の二人による演出は新鮮で異次元の世界を巧みに表現していました。 ねむの花 沖濱 |
話の組立てが面白かった。 永田一雄は解り合えなかった父親の病室にお見舞いに行くが、眠っている父親を起こすことなく、立ち去る。父親は眠っているのだけれど、息子が見えていて「35歳になったのか」と感じている。 息子と同い年になって息子の前に現れる。親子の会話を重ねる中で、一雄は過去をやり直そうとする。親の思い子の思いが、ひとつひとつ解ってきて、父親の自分に対しての厚い思いを知る。 私の夫が、意識が少しずつ薄らいでいる時でも、楽しかった旅行の話など、沢山した。返事はなかったが、「流星ワゴン」の親子のように思いは通じ合うのかな、自分に置き換えて観ることが出来た。 最後の現実に戻るシーンで、我が家にたどり着き、ドアを開けると暗転から舞台は明るくなり、部屋が再現されていて、ソファーもテーブルもその上の置物も、本物がセツティングされている。それまでは、箱が電車の椅子だっいたり、車のシートだったりした。箱が見る者の想像力を高め、豊かにしてくれ大いに楽しめた。 真っ暗な中でたくさんの本物の家具を、音もなく運びこんだと感心した。また箱と思っていたのが、現実の家具だったので、現実の話がより現実化してとても良かった。話の構成と演出カに拍手!! コミュニケイションの大切さ、親子の情を感じながら、癒された1日になりました。感謝。 ねむの花 柳瀬 |
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