公会堂入口の受付を終えて客席に向かう途中で、ピエロやサーカス団員の皆さんのパフォーマンスに迎えられました。 「今日のお芝居は何か一味違うぞ!」と予感がしてとても嬉しかった。 そしてお芝居が終わったとき、第一印象の期待が全く裏切られなかったことが本当にハッピーな気分になっていた。 たしか、テアトル・エコー劇団は「ら抜きの殺意」以来の今払い公演でしたが今回も本当に面白かった。 今日のお芝居は通常の演目の外にサーカス芸が加わっているので大変な努力や練習を要したことでしょう。その役者の魂というかお芝居に対する心構えに大拍手を贈りたい。本当に素晴らしかった。 また、主役の安原義人さんをはじめ、他の役者の方々もそれぞれ自分の持ち味を存分に発揮していて気持ちがいい。 華やかなショービジネスの世界にあって、その内側で繰り広げられる人間の喜びと苦悩とがうまく物語の中に消化されていて気持ちがいい。 毒入りのコーヒーを飲まそうとする場面でコーヒールンバの曲が流れたり、どんでん返しの犯人さがしがあったり、ちょっとした気遣いがたまらなくいい。 とてもいい気分にさせてくれてよかった。 寒い寒い夜でしたが気分はポカポカと暖かい夜でした。ありがとうございました。 巻雲 渡辺 宏 |
開場と同時に、サーカス団員のパフォーマンスでロビーを賑やかに盛り上げてくれました。 出演者のサービス精神が随所に感じられ、「いまばり」の焼豚玉子飯などを出してくださって舞台と客席が一体となって楽しめました。 本当に楽しい舞台でした。 四十代 女性 |
サーカスの舞台裏でもあり、事件のスリリングな展開もあり、また、ご当地ネタセリフで沸かせる工夫などテンポよく、時間の流れがあっという間に感じられました。 観劇後、俳優との交流も市民劇場ならではのお楽しみでした。 Jサークル 福田 剛 |
まとまったストーリー展開でとても楽しい内容だったと思います。 特に『焼き豚卵飯』のくだりが笑えました。 原作を知らないのでなんとも言えないのですが、正当防衛になる理由に現実味がなかったので少し物足りなさを感じました。 ちょっとトリック染みた話があったらもっとワクワクしてよかったかなとも思いました。 二十代 I |
フレディでは、今までの例会で無かった、興奮を覚えました。 まず、受付を通過するとサーカス劇場に来たかと勘違いするような・・・玉乗りをする人、ジャグリングをする人、フラフープも懐かしい・・・なにしろ若手俳優さん達が頑張っていました。 サーカス一座の団長が資金繰りに奔走するのが、わが市民劇場とダブって考えてしまいました。 「いまばり市民劇場」にもどんでん返しがありますように・・・・ しまなみ 女性 |
会場に着いてホールに入ると劇団の人たちがサーカス芸人の出で立ちで出迎えてくれて一気に楽しい気分にさせてくれました。 普通の役者さんたちがこれ程の芸が出来るようになるには相当の練習をしたんだろうなと感心しました。 芝居についてはサーカス団を守りたいというみんなの思いや努力にとても感動したのですが、観てから二ヶ月もたった今、詳しいことは思い出せないのです それでもやっぱりお芝居は観たい。そのときの感動だけでも味わいたい。そんな風に思っている年寄りの会員です。 熊倉さんの声がとても懐かしかったです。 K.O 女性 |
「ホッとする結末に…」 今回は、初めて台本を読んでの鑑賞だった。 結論から言うと「しまった!」と思った。サスペンスとは知っていたので、台本を読むのは「どうか?」とは思ったのだが、鮮やかな柿色の表紙を目にして、つい読んでしまった。読み始めるとそこでドキドキハラハラして、最後まで一気に。コレが舞台に乗るとどんなだろう?と期待は高かった。 しかし反面、筋に関しては初見じゃないからなあ、とも思った。嫌な予感は的中した。ストーリー展開や、最後のどんでん返しに対する、ドキドキ感はやはり薄かった。 ただ、最後のシーンは期待通りだった。欲に目がくらみ、殺人事件を利用しての売名行為。挙句の果ては、邪魔者のマルゴの殺害を企て、結果、真犯人のエヴァに撃たれそうになるフレディとニコラ。追い詰められた二人の目を覚ましたのは、パパ・ジゴの献身だった。最後には愛≠ェ、皆を救った。ホッとできる結末に、私たちの「市民劇場」も、今は財政難で四苦八苦しているが、こんな風に暖かい結末を迎えたいものだと、しみじみと思った。 ゆうやけこやけ H.K. |
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