この劇芝居が昨年なら大変良かったと思ったでしょう。 原発事故後放射能の流れが明らかにされた今は違いました。 戦後広島で被爆し毛髪をすべて失った方々を見かけました。その方々のご存命を祈り、原発事故後の日本の国土と人を科学が救って下さるよう祈ります。 じゅんちゃん 匿名 |
皆が忘れかけている原爆の日が訪れました。 予期せぬ炎を浴びせられて「水、水、水」と探し求めて川に飛び込んだまま水一面人の山、知らぬ間に骨と肉とが別々になり、むき出しの体になったとか?むごい話を覚えております。 何の為に、どうしてその不幸な運命の道を歩まなければならなかったのか悔しいです。 もう二度とこの様な事が起こらない様努力されて居られますが、「夏の会」の皆様も思いがけなく今治の地に来て下さってご協力いただき、地元の学生さんも団員の方の様な感じでよかったです。 今後の発展をお祈りいたします。 レモンちゃん 高須賀 |
みんなそれぞれ、すごく声が出ていたと思います。 Kプロ 白石理夫 |
18年前に他界した実父より戦争の悲惨さ、シベリアでの筆舌に尽くし難い抑留生活、からがら引き上げてきた母や兄の苦労をことあるごとに聞いて育ちました。 どの家庭にも悲しい思い出はあるとおもいますが、今回の「夏の雲は忘れない」という朗読は、子供達の原爆による無残な体験を、女優さん達の素晴らしい迫力のあることばで聞くことが出来涙が止まりませんでした。 取り分け生きていると思って背負っていた妹が背中で死んでいたシーンなどは、言葉にならないくらい悲しかったです。 また高校生による朗読もこの子達が語りついでくれるのだと思うと頼もしくもありました。 今の日本は、東日本大地震・原発事故・北方領土・尖閣諸島・竹島問題と難しい問題が山積しておりますが、それらの問題に対しても、どうかかわっていくべきなのか深く考えさせられました。 オリオン座 K・Y・I |
被爆直後、痛みあえぐ人々のなか、子どもを出産し死んでゆく母親。 やりきれない悲しみ。生まれたばかりの「いのち」が持つ悦びと希望。 私も残りの人生、しっかりと生きてみます。 海の上の雲 |
舞台には椅子のみが並べられているだけ。余分な舞台セットは何もなく、背景には青空の映像が写し出されていた。 原爆で大切な人を失った人の手記が、女優さんたちに読み上げられた。 父母を亡くした子ども、子どもを亡くした親。 女優さんたちの、一言ひとことが胸に入りこんできて、こころを打たれた。 生徒による朗読も堂々としていてすばらしい。 私は戦争を知らない。ただ、世界では未だ惨い殺し合いが起きている。人が人を殺しあうことのない時代が来るよう心から願うと同時に、平和な日々の生活に感謝したいと思う。 ツインズ |
最初から終わりまで、新鮮な感動の連続でした。お芝居を見て得るのとは一味も二味も違った心の叫びが身体いっぱいに伝わって来たのです。 6人の女優さんと、6人の高校生たちの朗読は、新鮮で感動的でかっ驚きでした。本当によかった! それは、単なる朗読ではなく、視覚に訴える手法と効果音楽が相まって最大・最高の効果を生み出していたからでしょう。 登場した方ひとり一人が、ご自分の意思そのものを私たち観客に訴えるために、こうやって語っているんだという舞台でのお姿に釘付けされたからでしょう! ゲスト出演された高校生の登場は予期しなかっただけにとても新鮮でした。 そして今治にもこんな素敵な若者がいることが嬉しくなって 心の中で大拍手です。 最初から最後まで効果の役割を果たしてくれた、スライドと音響のみごとさ!特に赤い線のシマは印象深いものでした。創り出すことの難しさとそのみごとさを実感しました。 感動的な場面はいくつもありましたが、亡くなった妹を背中にしょった少年の写真には涙が止まりませんでした。 またスライドのひまわりの花が、カラーではなく白黒だったことの効果は素晴らしかった。 ラスト「泣かんでもよかとよ。今日はゆっくり休まんね」のセリフがいつまでも心に焼きついてはなれません! 生きているって本当にすばらしいと実感したひとときでした。 いい催しもの、有難うございました。 巻雲 渡辺 宏 |
「体験者の言葉」を聴く 「原爆や戦争の詩」の朗読は、何度も聴いたことがありますが、舞台、テレビ等で活躍する女優さん達の朗読を直接聴くのは、今回が二度目でした。知らない人の朗読より親しみを感じ、関心を持って聴くことができました。 原爆についての一通りの知識は持っているつもりでしたが、「体験者の言葉」として語られる詩は、いつも「現在形」で、突然降って湧いた凄惨な状況を訴えかけてきます。 命を踏みにじられたその人自身の思い、又、家族への思い、苦しい生活ぶりがじかに伝わって来て、何度聴いても、厳粛な気持ちになりました。 女優さん達と地元の学生との朗読は、次世代に悲惨な戦争を伝えていくという意味でも良い企画だったと思います。 ほととぎす 芝桜 |
有名な女優さん達による朗読と聞き楽しみに参加させていただいた。 私には、2人の妹が居るが、その配偶者の父親は2人とも、原爆に遭遇者している。 一人は、広島市中央部、爆心地から900bの距離で原爆に遭遇し、3階建ての建物は崩壊し、その下敷きになった。その時、目の前の光が「この光に縋るがよい」と囁いた。その途端、それまでは、ビクともしなかった頭が動き、光の射す、2、3メートル上の小さな空間から脱出でき、原爆の後遺症はおありたと思うが、3人の子供を育て上げ、93歳の天寿を全うされた。「原爆の囁き」「蘇生30年」という2冊の本を出しておられる。 もう一人は、広島の師団から近郊の駅に部隊を展開中、原爆に遭遇し、翌日広島市内に入り、体の焼け爛れた人や多くの被害者に遭遇した話しを聞かされていた。しかし、そういうことがあったのかと人ごとのように聞いていた。 今回、女優さん達の朗読を聞き、当時の有様が臨場感をもって迫って来、身につまされる感じがした。原爆に遭遇した人たちが、「こういうことは、2度とあって欲しくない」と命の限り、語りかけてくる感じがした。 原爆に遭遇した一人一人の悲しみや慈しみの心、空っぽになった心が切なかった。 本の紹介があった時、原爆投下の関係者である従軍カメラマンは、どういう思いを持っているのか知りたくなり、思わず「トランクの中の日本」を買ってしまった。 市内の青少年が、朗読に参加出来たことも、若い人に原爆の悲惨さを伝え、世界恒久平和の願いが大きく育っていくためには有意義なことだと感じました。 せせらぎ 塚本 |
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