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感想文集=会員の皆さんの感想文です

「楽園」の感想文
 久しぶりのミュージカルにワクワクしていた。前田美波里さんの「ステッピング・アウト」以来だからだった。
 ハワイを舞台にしたミュージカルはアメリカではたくさん作られているが日本では珍しい。名曲「バリハイ」が入って有名な「南太平洋」は素晴らしく何回も見た。今日の作品も太平洋戦争中の物語だったが、戦争を舞台にした作品がアメリカと日本とでは立場の違いが大きく影響してるなと思いながら楽しく見させていただいた。素晴らしかった。
 先ずミュージカルに不可欠なものは歌とダンス!基礎のことは私にはよくわからないが、よく練習をした結果のいい面がすごく上手に出ていて気持ちがよかった。相当練習したことだろう。
 次に物語であるが、立場の違いで作った国の差って出るもんだなと思った。それは、戦勝国とそうでない国の違いかもしれない。だからミュージカルはハッピーエンドじゃなければ・・・。という考えはこの場合は当てはまらないのだろう。とにかく全員がフルパワーで演じられていたのには、大拍手を贈りたいものです。
 主題歌もとても美しく心地よかったです。ラストで参加者全員で歌う時間が嬉しかった。
また、二世部隊が出てくる場面で戦後間もなくアメリカ映画で見た「二世部隊」が思い出されてとても嬉しかった。
 久しぶりに見た大迫力のミュージカルに寒さも忘れて興奮した夜でした。本当に有り難う!
 市民劇場って本当にいいもんですね!
         
    巻雲 渡辺 宏

 久しぶりのミュージカル!!
 甘く切なく楽しかったです。美しくもはかない愛、また戦争の愚かさ、日常の幸せがもろくも崩れ去る弱さ、悲しさがそれぞれのメロディに見事に表現されていました。とにかく、音楽とダンスがすばらしかった…。
 うっとりと聞き惚れ、フラダンスの時はワクワクし、私も少々習っているので手や腰が動きそうになりました。
 物語と音楽とダンスが一体となり楽園にいる気分でした。開演前、ロビーで踊ってくださったのもとても良かったです。
 ミュージカルはいいですね。またの機会を楽しみにしています。

   オオニシ 千恵

 今回初めてミュージカルというものを観ました。
 ロビーでの団員のみなさんのフラダンスは、雰囲気作りとしてアットホームな感じがしてよかったです。
 ストーリーで当時の日系人のご苦労やパールハーバーで亡くなられた多くの人達がいた事を知り、あらためて戦争の恐ろしさを思い知らされました。
 今治で素晴らしいミュージカルが観られて感動しました。

  ゆうやけこやけ  渡邉 幸子

 ミュージカル楽園と聞いて、松竹少女歌劇か宝塚の舞台を想像していましたが、想定外のお芝居でした。音響装置がシンプルであって自然美をうまく配置し、その入れ替わりのすばらしさに魅せられました。時代背景が第二次世界大戦であの頃学生であった私たちは真珠湾攻撃に旗行列までしたのに・・・。考えさせられることばかりでした。
 劇の中で特に心に残ったのは音楽でした。ハーモニーといい、声量といい、戦争という暗い影を飛び越えた人間愛、自然愛そのままでした。そしていつのまにか劇中にすっかり入り込んでしまいました。今の平和な日本にいると、いつのまにかああいう時代があり、あのような人がいたことを忘れかけていたことを反省させられました。
 終って帰るとき、星司役の俳優さんが握手をしてくれたとき、知らず知らずに涙がこぼれ、忘れてはいけないことをかみしめながら、家まで歩いて帰りました。

  ゆうやけこやけ     Y・K

 大変良かった。
 生のミュージカルを観るのはこれが初めてだったが、歌も踊りも力がこもっており、生きる
 パワーをもらえた。

  ゆうやけこやけ      A・H
 今回初めていまばり市民劇場のイベントに参加させて頂きまして家族で感動しています。楽園はミュージカルの劇で、話と歌を取り入れて観客に伝えるものでしたね。宝塚などで何度かミュージカルを観たことがありますが、そのときとは違った感動を覚えました。
 特に良かった事柄を伝えたいと思います。まず舞台の演出。限りある場所を友好に使い立体的に演出して、前後だけでなくて上下にも工夫を施している演出など、感心する所が沢山ありました。また劇自体のストーリーも戦時中の日米間の問題と若い二人の恋愛問題などで普通では目が向かない所を焦点としたところにも関心が注がれました。
 役者さんも表情力に圧倒されて熱い呼吸や鼓動まで伝わってきました。この感動はスクリーンや画面では味わえないことです。
 今回市民劇場に参加させていただいて楽しみが一つ増えたことを喜んで、この喜びを知らないひとにも伝えていきたいとも思いました。
 今回は本当にありがとうございました。

  
ゆうやけこやけ  林田 陽司
 真珠湾攻撃など戦争にまつわる歴史の事実はある程度、この「楽園」を見るより前に知っていた。
戦時中(当時少年だった私の記憶の中で)、国対国の戦いに加担しなければ「国賊」扱いだった。当時の国民としての「務め」だった。それは、米国でも同じだろう。
 その中で自分の身を守ろうとする、すべての人間が持つエゴを見せてくれたと思う。

   
 石蕗   苅田

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