ブルー・ブルー・ブルーキャナリー≠ナ始まる懐かしい「青いカナリア」の曲が流れお芝居が始まった。そして舞台のライトが点灯すると大拍手となった。それは、舞台いっぱいの家財道具の山に観客はどよめいたのだ。舞台の大道具を見て拍手が起こったのは初めてだと思う。見る者のド肝を抜くとはこういうことか! テレビや映画などでよくお目にかかる松金よね子さん、舞台で拝見すると、全く別人の方のように素敵だった。 女性三人が顔をそろえるドラマはたくさん作られている。古くはひばり、チエミ、いずみの三人娘、かしまし娘姉妹、中尾ミエ、重山規子、中島そのみの銀座のちゃん姐など、どうして女性は三人揃うとこんなに面白いドラマになるんだろう?また、今日のお芝居はよく喋る喋る。本当に息つくヒマなくよく喋る。だから普段の2倍も3倍も疲れました。時々鳴る電話のベル、姿は勿論見られないけれど、ホッとするタイミングも客をおもっての心遣い?面白かったのは火事騒ぎの場面で、般若心経を唱える場面。まさに意表をつく面白い演出だ。 気分転換のための音楽がロック調で、このお芝居の雰囲気をそのまま表しているようで素敵でした。 それにしても、このノンストップドラマのセリフをよくもまあ、覚えたものよと、その役者魂に満足しつつ、春の温かさを心と身体に浴びながら、気持ちよく家路に着きました。有難うございました。 巻雲 渡辺 宏 |
3月26日12時01分今治駅へ《グループる・ばる》の3人の女優さんをお迎えに行く。しばらくして登場、目前にお目にかかりオーラを感じながら歓迎の言葉でお迎えする。待ちに待った例会だ! 搬入作業でゴミの20種類近い分類に驚きました。舞台ではゴミが雑然としていたが、女優さんには何処にどんなゴミを散らかして置くか計算された演技と聞きプロの凄さに感嘆しました。 狭い空間で創り出す3人の女優さん松金よね子、岡本麗、岡田美代子の皆さんの個性がぶつかり合い、いろいろな事情があぶり出され日常が想像できました。 コミカルな舞台後にゴミに自分の生活のゴミや社会生活のゴミなどに無関心では?といろいろ考えさせられるのでした。 ねむの木 ○生 |
永井愛さんの脚本って、セリフがとてもユニークで、それでいてよくわかるンですよね。「死ぬまでワン」や、「心のパンツが脱げちゃった」など…。おもしろいだけじゃなく、ドキッとさせられるのです。私ならこの友達にどう言ってあげられるかって考えてしまいます。好き勝手なことを言い合っても、お互いを思い合っていることが分かっているこの3人の関係がうらやましく思いました。 J M・M |
笑わせて、しんみりさせて面白かったです。マンションの一室での心理劇、会話劇だったけど、人生ある程度生きてくると登場人物と重なる「片づけたい」事いっぱいあるなあと思いました。 ロビー交流会で「傍観者の罪を清算するのもテーマだった」という話がでたそうで、登場人物は少なかったけどけど、それぞれの人物の今までの人生に関わった人物との話も絡んできて非常に層の厚いお芝居になっていたと思いました。 オレンジスイート M・M |
運営サークルで、搬出を担当。舞台裏やスタッフの方達の仕事も良く分かり、感動しました。 舞台も面白かったけど、私は片付けの方が印象深かったです。 オレンジスイート J・J |
運営サークルで搬出担当。 幕が開くと完全にマンションの一室に見えたのは、やはりかなりの大道具、小道具があってのことでした。一時間半、スタッフと共に汗だくで搬出はかなりハード! やりがいはありましたが、搬出にもう少したくさんの人数がほしいと思いました。 オレンジスイート M・M |
舞台を終えて登場された三人の女優さん、松金よね子さん、岡本 麗さん、田岡美也子さんのお話は、終始舞台の延長を見ているかのようでした。息もぴったりあい、それぞれの個性がうかがえる話し方でした。 皆が驚いた舞台上のゴミの山に話が及ぶと、十年間やっているお芝居だが、年と共に足元が危なくて、まず転ばないように気をつけられたそうです。「傍観者の罪」など、ドキッとするセリフがありましたが、作者の永井愛さんが演者たちの意見を取り入れながらよりいい芝居をと作っていったそうで、セリフの一つ一つがリアリティがあるでしょうとおっしゃっていました。 いまばりの公演が記念すべき二百回目となったことを感激し、また、会員も増やせたことを喜んでくださり、とても楽しい時間が持てました。 まよけトリオ 村上マツ子 |
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