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「月光の夏」の感想文
 朗読が始まるとすぐに、想像の世界に引き込まれ、自然と涙がこぼれてしまいました。日々淡々と生活している私にとって、また母としても、こんな悲しい出来事があったかと思うと、胸が痛みます。最後のピアノ演奏の余韻がいつまでも忘れられません。素晴らしい朗読劇の世界を楽しませてもらいました。ありがとうございました。

        オレンジスイート J

 戦後70年の節目に、2回目の「月光の夏」を観る機会を得て、このような悲惨な戦争を繰り返さないという訴えを、続けてほしいと思いました。ピアノ演奏も聴き入りました。良かったです。

         石蕗パートU  R.S.

 かつて太平洋戦争末期の狂気のなか、純粋で音楽を愛した若者は、特攻隊員として生死のドラマののち、年月を経て“沈黙のピアノ”をよみがえらせました。この朗読劇は、遠き過去への鎮魂と、あの夜の台風11号を鎮めるように感じました。
 私たちは、過去のさまざまな出来事を土台として、衣・食・住・医療・交通など豊かな暮らしをしています。あの時代に死んでいった先人に申し訳ない気持ちになりました。少しでも謙虚な気持ちでいたいと思います。

       石蕗 M.K

 私は、「月光の夏」を観劇するにあたり、前々から訪れたいと念願であった知覧の平和会館に行きました。
 そこに展示されている一番の年少者は17歳で逝かれました。その方々の家族に宛てた手紙などは、心が重くなり最後まで見られませんでした。
 また、三角兵舎で共に飛び立つ人たちと遺書を書いたりしながら、数日を過ごしたかと思うと、いたたまれませんでした。
 でも観劇当日は、朗読もさることながら、ピアノ演奏の『月光』に感動!!

      しまなみ M

 戦争は絶対してはなりません。願いは変わりません。平和な日本であってほしい。これからも、ずっと、いつまでも。           
 
    ひいらぎ Y


 安保法案衆院通過(7月15日)の翌日、そして今治に台風接近予報の7月16日はに「月光の夏」の公演がありました。あの劇の状況とこれからの日本の情勢が重なって、二度と「月光の夏」のような時代に戻ることがないようにと、願わずにはいられません。

    ひいらぎ M
 感動しました。
 ピアノを弾いた特攻隊員の心情を思いながら、舞台に引き込まれました。
 わがサークルも、高齢化と家族の介護などもあり、もう解散しようかなと思っていたのですが、「月光の夏」を観て、もう少し続けようと話がまとまりました。
    オオニシ T.K.
 ピアノの演奏素晴らしかった。劇とマッチしている。
私が先生の立場であっても、同様のことを行ったと思います。二度と戦争は行ってはいけないと思いました。

      M2C.
 月光の夏」今年の夏で戦後70年。私は戦争を知らない世代ですが、終戦時の悲惨な状況は映像・資料・講演などで見聞しております。今回の朗読劇では、その時々の感情が印象深く伝わってきました。学徒出身の特攻隊員二人が「死ぬ前に一度思いっきりピアノを弾かせて下さい。と駆けつけ、『月光』を、時おり祈るように瞑目し、ひたむきに弾き続ける。そして沖縄の空に出撃していった。戦争がないことを、祈り続けます。

    石蕗パートU  T.K.
 たった4人による朗読劇ということで、あまり期待はしていませんでした。始まってみると間違っていました。言葉ひとつひとつの力強さ、重さに圧倒されました。時を超え、特攻兵が出現!!生きる身の熱い心… 若い身で死を選ばなければならない、とてつもない悲しみ、苦しみ… また生き永らえた者の… 悲しみ。石もて押しつぶされるようなつらさ…
 たった四人での朗読劇でした!!圧倒的な力強さ。 言霊… 心に強く残りました。

    えだぼり 村上一明
 映画版「月光の夏」を観てから、もう10年は経っているように思う。
 大西にお住まいのN先生が、「渡辺さん、今治での上演予定のないいい映画が西条に来てるので、是非観に行きましょう!」と誘われて、半信半疑で観に行った映画は、神山征二郎監督作品「月光の夏」でした。仲代達也さんが戦後の主人公風間役で、若き特攻隊員は田中実さん!他にも、若村真由美さん、渡辺美佐子さん、山本圭さんなどのメンバーが出演されていた。そして観終わったあと、ものすごく感動して涙が止まらなかったことなど、昨日のことのように覚えている。
 その「月光の夏」が、市民劇場の舞台に帰ってきた。すごく待ち遠しかった。映画に誘ってくれたNさんにも連絡しておいた。台風11号が四国に接近して天候が危ぶまれた公演日だったが、N先生は観に来られたのだろうか?
 男2人女2人の語り部が左右に立ち、中央がグランドピアノというシンプルな舞台。黒づくめの幕あきは、神秘的だった。映画の「月光の夏」とは、何もかも違っていた。舞台は観客を魅了し涙する人もいるなど、それは見事なものだった。
 映像で観たこの物語を、ピアノ演奏と和術だけで魅せる手法と、甲乙つけがたいドラマの進行に酔いしれました。観終わったときの大拍手は、成功を裏付けるには十分でした。男子二人が途中で航空帽をかぶってセリフを言う場面は、思わず涙が出そうになりました。
 そしてもし出来ることならば、ピアノ演奏は男性ピアニストを配し、彼には航空帽を来てもらえれば、その効果は一段と増したのでは… なんて思いました。でもこれって、私ひとりのわがままなのでしょうか?
 台風が心配された夏の日の夜、今回もいい催し物に接することが出喜田有り難さに、これからもず〜っとず〜っと、こういう素晴らしい催し物に接したいという思いが、いっぱいいっぱいの素敵な夜でした。台風はおかげさまで他の土地へ行きました。

    巻雲  渡辺 宏

バックナンバー 「うかうか三十ちょろちょろ四十」の感想文


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