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感想文集=会員の皆さんの感想文です

「By My Baby」の感想文
 大変よかったです。肩が凝らない、とっても客を引き寄せる魅力がありました。
ありがとうございました。
 
  ほととぎす 65才 女
 ひさしぶりに、大笑いしました。何か気持ちがすっきりしました。
 
  ほととぎす 西坂 和子

 開演を知らせるブザーが鳴って幕が開いたと思ったら舞台のまんなかに車、二人、動きまわるこの大道具の仕掛けにまずは心を奪われてしまった。車の中の二人の会話が軽妙で楽しい!動きまわる大道具たちを動かしているのは若い黒子たちだ。全篇通してこの黒子の皆さん抜きにして今日の舞台はかたれない! 変わった演出だとは思ったけれどこのスタイルは芝居が終わるまで続いた。まさに新しい演出なのだろう! 
 更に驚いたのは、男性の登場人物たち九人と女性の人物たちを見事に演じわけた栗野央浩さんと加藤忍さん、このスゴさは見るものを感心感激させて余りあると思った。とにかくスゴかった。効果音以上の迫力と役者魂ですね!
 お芝居の時代が二〇世紀半ばのイギリス・スコットランドということで、効果音楽の曲がアンデイ・ウイリアムスとかエルビス・プレスリーのものであったり、エド・サリバン・ショウなどの五〇年代のオールディーズを象徴する曲や台詞が聞かれたのも懐かしくて嬉しかった。
 常に新しいものを求めていこうとする劇団の精神はそのまま芝居を見る側にも即、伝わってくるものです。市民劇場で見た加藤健一さんの役者魂というか、演劇を愛して止まないその生き方が見る側にも即、伝わっていくものだとつくづく思った。山田洋次監督作品「母と暮らせば」で賞をゲットした加藤さんに改めてお目出とうを言いたい。また待望の阿知波悟美さんや高畑こと美(高畑淳子さんの長女)さんに交流会で生のご挨拶を聞くことが出来たのも、今日の大収穫でした。ありがとうございました。

   巻雲  渡辺 宏



「ネズミの涙」の感想文
 「オペラ、オペレッタ、ミュージカル、音楽劇など、音楽(曲)とお芝居がいわば同居したような劇、そのジャンルの区別はどうなのだろう?」それがお芝居を観る前の正直な気持ちであった。けれども、今日の作品を観たあとは、「そんな区別なんてどうでもいい。要は作品がどれだけ人の心を打つのかということ。そのためには、手法の区別はどうでもいい。」ということだった。私は映画にしろ舞台にしろ、歌って踊るミュージカルが大好きで、コレクションのDVDも大半がミュージカル作品です。
 今日は松山でどんなものを観せてくれるのだろうかと、大いに期待して今治からツアーに参加しました。
 結論から言うと、前半から後半そしてエンドまで、とてもよくまとめられて味わい深い作品だったと思います。まず、出演された皆さんの気持ちがとても若々しくイキイキしていたこと、とにかくご自分に与えられた役を思い切り精いっぱい表現しようと必死だったこと、そして目まぐるしく変わる場面に対してすぐ次の所作に移るたくましさ。このエネルギーの塊みたいなお芝居は、観る者に大いにやる気を呼びさまさせてくれました。とにかく出場された役者さんのすべてが一生懸命生きようとする姿に、観る者すべてが賛同し、拍手を贈ったものと思います。
 以前から観たいみたいと思っていたこの作品を前にして、今の自分の幸せを心から有り難く思っています。松山のみなさん、どうも有り難う!! 
  
   巻雲  渡辺宏

 こんなに素晴らしいオペラを、地方で観られたことに感謝です。12名の役者さんどの方も体を張ってはじけるような動き、早変わり。ピアノと太鼓(サムルノリ)の絶妙なバランス、表現力。三蔵法師が馬で走る軽快なリズム。だんだんと早く大きくなるサムルノリが忘れられません。皆の知っている『西遊記』を取り入れ演じることで、ネズミの世界の喜怒哀楽を表現して、観ている者を楽しませてくれる最後のラインダンスの歌詞と動きも、忘れられない一コマになりました。「天竺で会おう」合言葉をつぶやいてしまいますね。
松山のみなさん(たくさんの会員さん)のおかげで、観ることが出来ましたこと、お礼申し上げます。マナーが良くて、何とか良いものをたくさんの方々に観てほしいという気持ちが伝わってきます。
 今治も同じ気持ちなのですが、土地柄でしょうかなかなか、入会には結びつかない状態です。また、今治には無いものを呼んでいただけることを、期待しています。

   千代の会 R・O
 ネズミたちの名前、『西遊記』の京劇風、サムルノリ… 場所も時代も特定できないのが、逆に良かった。ネズミたちの話が、完全に人間の話に思えた。歌、芝居、サムルノリ… 質の良い創作オペラを味あわせて頂きました。
 初めての松山例会に参加させていただきました。松山例会のおかげ様で、こんにゃく座観賞できてよかったです。有難うございます。
  
  オレンジ・スイート H・M
  一番後ろの席でしたが、マイクなしでもとてもよく聞こえました。やさしい声で、そんなに声を張り上げているというのでもないのに、とてもよく聞こえました。バスをはじめ小道具が、とてもステキでした。有難うございました。

  山つつじ M

 舞台は、縁の下のネズミの世界。覗いてみれば、小道具のチーズクラッカーもほほえましく可愛かった。合唱重唱と迫力満点の音楽(太鼓と鳴り物)とても感動でした。有難うございました。
山つつじ Y
 演劇に音楽は大きな役割。今回よりも一層引き立つ音楽だったと思います。高度な演劇が身近なところで観られて、本当に幸せと思います。有難うございました。

   山つつじ A
 テンジクネズミ親子の旅一座を通して、戦争の悲惨さ、息子や娘を失うネズミ夫婦の悲痛な叫びが、今でも心に残ります。ネズミの世界だけではない、現在の我々にも、決して起こらないとは言えない、考えさせられる演劇でした。皆さんの破壊力ある演技に脱帽します。
 いつも快く受け入れてくださり、有難うございます。松山もいまばり同様、会員数の減少に苦労されていることを、改めて知りました。
 ひめぎんホールの会場が、今治からの参加もあり席が埋められて、こんにゃく座のみなさんにも、頑張って演劇が出来たのでは?と思います。
 松山の役員の方に、熱心に残るようお声掛けいただきながらも、夜遅くなり帰宅を急ぎ、お断りせざるを得なかったことが、心残りです。
   
     T・M
 素晴らしかった!最初は少し解りづらかったが、だんだんと音楽と芝居に引き込まれていきました。とてもいい舞台でした。歌と踊りのある舞台が好きです。
 松山例会は、初めての参加でしたが、活気がありまた、男性のお手伝いさんが多かったので、ビックリ!

  オオニシ
  オペラ『ネズミの涙』楽しみにしていました。期待を裏切らないいい舞台でした。旅回りのテンジクネズミの一座をおそう戦争の悲劇。かけがえのない子供を戦争によって失ってしまった父と母は、子供はいなかったことにしなければ、戦争という過酷な現実の中では、生きていくことが出来なかったのでしょう。今もテレビに映し出されるシリア難民のことなど、思い出しました。娘婿のニッケルが言います。
 自分の夢は、里に帰り巣穴を作り、家族仲良く安らぎのある生活を送ることだと。本当に私たちの願うことは、ささやかでよい平穏な日常が繰り返され、互いに愛し合い平和が守られる世ではないでしょうか?この物語の作者も、それが伝えたかったのだとでは、と思いました。
 松山市民劇場の皆様にはいろいろ配慮していただき、おかげ様で楽しく観劇することが出来ました。有難うございました。松山もいまばり同様、会員の減少に悩んでおられるのですね。会員を増やすための方策、考えたいです。

  カトレア2 H・K
 5月23日夕方よりバスで往復、夕食も一緒に。6:30よりひめぎんホールで楽しく観劇す。心に残るのは、高さ2m位の演劇車上への登り降り。動きが実にスムーズで、日頃の絶え間ない修練のたまもの。そして苦難にもめげず、前へ向いて歩き続ける姿が美しい。あやかりたいものです。

   石蕗 M・K.
 オペラは初めてだったが、説明もあり導入があり、はいりやすかった。歌とピアノそれに、サムルノリのリズムは、劇をもりあげていたと思う。演出者の名前はよく知っていたが、幅広く改めてスゴイと思った。ネズミの世界ではあるが、人間もパワーを持って生きていかねばと、勇気をもらった。

    ユープ・ケッチャ 松田澄子

バックナンバー 「真夜中の太陽」の感想文


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