以前に今日の舞台の映画版を見たことがあります。大竹しのぶとか宮崎あおいという大スターの出演する作品だったので見に行ったのでしたが見事に期待を裏切った作品でガッカリしたものでした。 その映画の舞台版が市民劇場で上演されるというのです。期待するどころか、このお芝居どうしょう!見るべきか そうでないか? 本当に迷いました。 エーイ! ダメもとだ!かなりの決心で観ることにしました。その結果、拍手を何回したことだろう! ラストの桜の見事さ、出演されたみなさんが本当に素晴らしかって大満足でした。 当たり前のように舞台を行き来する出演者の皆さんのさりげない様子がこのお芝居を支えている。それが段々と積み重なって、観る人を納得させやがて感動に変えていくお芝居で観客すべてをうなずかせる手法を十分に心得た素晴らしい舞台でした。 久し振りに拝見した熊谷真実さんがとても若々しく荘田由紀さんと親子の役とは思えない健在ぶりに驚いたり、荘田さんが元宝塚の鳳蘭さんの娘さんだと聞いて納得したり、驚きと感動の連続でした。 主人公研二の祖父を演じた島田順司という俳優さんの発声がすばらしかったので、うらやましくなったり、どうやったら(どんな努力をすれば)あんな声が出せるようになれるのかと思いました。 勿論、サク婆を演じられた正司花江さんあっての泰然としたこの芝居ですから、この人なくしては今日のお芝居は成立しなかったことでしょう。 特筆すべきは犬のハチの存在でした。面白い設定は大いにこの芝居を元気づけていました。大成功です! 寒い冬の日、思いがけずいいお芝居と出会えてとても幸せな気分になれて心も身体もポカポカでした。本当にありがとうございました。 巻 雲 渡辺 宏 |
お芝居は楽しませてもらったのですが、男の人の声が聴き取れなくて残念でした。心に傷を負った月子が、みんなの支えにより外に出られるようになったのが感動的でした。 しまなみ 村上多喜子 |
歳のせいで難聴気味です。 「研二」役の男優の声が聴き取れなくて残念でした。 ひいらぎ 開地蔦枝 |
解りやすい芝居だが、あとで少しずつ場面が思い出されています。最後の桜のシーンがワアーって感じで、とても印象に残りました。ホールの構造のせいか、一部セリフが聴き取れない場面があり勿体なかった。途中で「ハチ」が犬だとわかり面白い演出と感じた。 ゆうやけこやけ 苅田晴仁 |
感動、感動の一言です。台本も見せて頂いたのですが、アドリブも多少どころか沢山あったような…。役者さんたちの可愛いこと。特にワンちゃんが!! せせらぎ 今井秀子 |
お天気の悪い日でしたが、とても心が温かくなりました。正司花江さんの出番がもっと多くあればよかったのにと思いました。 じゅんちゃん 武田ウタノ |
親子の愛情の深さを短時間で演じられ感動した。いつの時代も親子の絆がすばらしい。 石蕗U 横田澄子 |
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