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感想文集=会員の皆さんの感想文です

「夏の雲は忘れない」の感想文
 
 長年この朗読劇にたずさわり、全国をまわり、若い人達に戦争のおろかしさを訴えつづけてきた女優のみなさん、心にしみいる朗読ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
 それにしてもこの劇をひきついでいく若人人達がいないことをとても残念に思います。素人でも多くの人が地域で演じたいという人も多いので今後こんな型で演じられるようご尽力下さい。バックの写真や音楽など台本など上演するためのノウハウなど教えていただければ小さな灯ですがともしつづけていけるのではと思います。

  ユープ・ケッチャ 山崎朱美
  
 新居浜で「誰がために憲法はある」の上映を企画しています。試写会があり“夏の雲は忘れない”の朗読劇が今治の市民劇場であることを知りました。
 日色ともゑさん、山口果林さん、長内美那子さんなどなつかしい女優さんの声に圧倒されました。又子どもたちの声もとてもよかったです。
 音楽と映像・朗読の声があいまって広島、長崎が目の前に浮かびました。今年限りで終られるとか…残念です。後を継いで演じる女優さんいないのでしょうか?

  ユープ・ケッチャ 橋本暁子

 今まで全国のあちこちで開いてこられた朗読劇が今年でラストと耳にしてアア!これは「おおごとだ」ラストをこの目で、この耳でと仲間に願っての入会でした。
 ホールの一番前の席「かぶり付き」の栄誉を感謝です。腹の底から絞り出すような朗読、「うましめんか」では私も腹の底から涙も出てきました。同じあの戦争をくぐった者として今まで続けられた女優たちに心からの感謝と敬意を感じます。ありがとうございました。
 今のアベ政権に対して痛烈なパンチのようにも思われました。しっかりとハートに受けとめました。これからもご壮健を祈念いたします。

   おちあいみさお

  ともすれば忘れてしまいがちな原爆の恐ろしさを語りついでこられた女優さんたち、長い間ご苦労様でした。
 地元の生徒達も上手に朗読できてよかったです。
  
       K・K
 次々と言葉の重さを体で感じました。迫力のある響きのある声に背中が伸びました。97歳の母と同居していますが、戦争の時の心細さはいかばかりだったかと思います。
 平和がいつまでも続きますように、忘れないで生きていきたいと思います。ありがとうございました。      

       H・S

  女優さん達の語り継ぐ朗読は素晴らしく、原爆のこわさを思い知りました。平和を守っていかねばとつくづく思った。
 生徒さんも短期間の練習にも関わらず素晴らしかった。

      M・K

 今月の市民劇場は朗読劇でした。原爆で失った子供達のお母さん役16人の女優さん、夏の会最後の仕事として『夏の雲は忘れない』は生徒たちを交えて大変だったそうですね。
 私は現在81歳ですが映画で大分前に原爆の恐ろしさを見たことがありますが二度とあってほしくないと願っています。
 私が小学一年生の時終戦で防空壕へ頭巾をかぶってはいた事もありました。

     石蕗 苅田年美 


「再びこの地を踏まず」の感想文

 9月5日バスに揺られて30余名で『異説 野口英世物語』観劇に向かう。穏やかな瀬戸の海。その日を惜しむような美しい夕日を眺め、バスの中で「あかとんぼ」など合唱、童心に返り楽しかった。
 観劇は降幕15分に集約できる。 “天才で高貴な人類愛”に感動した。それまでは、余人では許されないことを面白く笑わせてくれた。
 千円札を見る折にこの芝居を思い出そう。

  石蕗  苅田
  
 舞台の人たちには魅せられて引き込まれ、時間を忘れるくらい喜劇、コメディータッチが素晴らしいものでした。
 野口博士にこんなエピソードがあったのかとびっくりしました。天才には変人(?)が多いと昔からの話を立証する物語でした。
 
        H生
 残念ですが、声が聞こえづらいのは天井が高いせいかなあと思いました。後ろ向きで背中を向けた時の声が聞き取れず、会津弁が解かりづらかったです。(早口のせいかも。座る場所によるかも)後半に期待したように舞台に引き込まれ演技が光っていました。

  千代の会 R・O
 《以下は松山例会参加の盛り上げ隊(実行委員会)と幹事会の感想を記載》

入会して新しい方は初めの場面、セリフが聞きとれなかったらしい。訛りがあって解かりにくかったのだろうか。途中から聞きやすくなったとのこと。

 病気を治療する真剣な現場の場面があれば、野口のプライベートでの失敗が、もっと滑稽に阿呆らしく見えてもっと良かったはず。それと、舞台上の役者にもっと動きがあれば更に面白かったのでは?

何回もお金を使い切ってしまうところに呆れた。すごく人間くさかった。それでも支援する人が居るのは、憎めないところがあったのだろう。

奥さんは面白い人だった。『野口英世の妻』という資料を読んだ。ご主人(野口)が亡くなった後もお姉さんに送金を続けていたらしい。ご主人を立てて自分は影に徹した人。

維新で幕府側についた会津に生まれた野口は、容易に立身出世の道は無かったに違いない。だからこそあんなにがむしゃらに努力したのだろう。
パーフェクトな人間はいないのだなあ。

貧しい会津の農家に生まれ、勉強しなさいという母の教えがあったから、あそこまで出世できたのだろう。

破廉恥な部分に驚いた。友人・恩師が支える姿を見て、人間として一部がだめでも全否定してはいけないのだと思った。人に支えられるのは、野口に見どころがあったからだろう。

高名な研究者野口のアメリカ人の妻がショービジネスをしていた女性なのがユニークに感じた。

野口は梅毒に感染していたから子どもは作れないというのを聞いて、彼女が可哀相になった。

野口は、助手が一所懸命止めたにもかかわらず、マラリア流行の現地行きにこだわった。それは、彼の研究の集大成のつもりだったのだろうか?

貧しさを押しのけて細菌学に挑んだ。お金を使うのも彼の貧しい幼少年期からの反動があったのだろう。

初めは方言で、セリフが聞きとれなかった。後半が人間としての理想に燃えていた。反面あそこまで人の善意に付け込むのはよろしくない。

幼少年期のやけどと最後の研究に打ち込みマラリアに倒れた最後を知っていたが、中間を全く知らなかった。

いまばりの会員の中に、自分の納めた会費が松山に収められていて、観る権利があると誤解している人がいたので、次回実施の前に、いまばりの会員に再度周知徹底したい。改めて松山市民劇場の皆さんに、心よりの感謝を伝えたいし、大切なことはいまばり例会の5例会そして6例会の復帰を目指して会員みんなで力を合わせ、新会員を迎えることです。



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