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感想文集=会員の皆さんの感想文です

「百枚めの写真」の感想文
ただいま!
しばらくぶりに会員に復帰。やっぱり、何と言っても生の舞台はイイ。役者さんたちの熱い演技に酔いしれる。
昭和49年春と、30年前の根本家の人々を役者たちが見事に演じ分けている。
一銭五厘の赤紙で戦場に駆り出された兵士たち。多くの人々の人生を無残にも奪っていった戦争。何の為の戦争か?戦争で人々が幸せになれるはずもない。戦争は公然と大量殺人を正当化する。
そんな愚かな戦争を、再び出来る国へと歴史を逆行させようとしている事に危惧を覚えるのは、私だけだろうか?  

     ひまわりU 杉岡圭子
  
  コロナの事もあり、このところ観劇をパスしていたのですが久し振りに観劇させてもらい、短い時間の間に戦争というものの悲惨さという事をよく演じ切っているなと思い感心しました。
 一人一人の人生は、その人というところでしか考えられないものですが、いろんな人々と出会い話をさせてもらう事により、少し一人よがりの自分というものに向き合う事が出来るように思われます。
 私事ですが中学2年の時にうつ病に罹り完治しないままこの年まできましたが、この劇を演じている人々の感情の出し方を体験するにつけ、心のコントロールというものをもらっている思いで本当に有難いなと思います。           
     
     J 武田

 鉄道ファンの多方面からの楽しみ方、写真、音、乗り心地等、今回は演劇でそれに近い事ができ楽しかった。それは例会担当のお芝居であったため、時間をかけて作品を知ろうとした事もある。劇後は台本やDVDも見せて頂いた。
 時代背景は戦中・戦後、二度と100枚目の写真が撮られてはいけない。ジャーナリスト児玉さんの原作であったため、劇中の根本さん家族に心の中におさめたり、納得させたり、面白おかしく思い出話にかえていかなくては生きていけない出来事や時の流れをリアルに感じる。
 どこの家庭にもあった話しなのだ。それを思うと切なくなる。戦争は絶対に起きてはいけない。

      M2C 菅 美津子
 『百枚めの写真』を観劇しました。
 見応えあったお芝居でした。ちょっと笑ってたくさん感動して泣くの繰り返しで、特に出征した兵士の妹が爆弾で亡くなったシーンや兵士の戦病死を告げられたシーンは涙が止まりませんでした。昔、亡くなった祖母や実母が戦中の話しをしていた事を思い出し、本当に大変な辛い悲しい思いをしたのだと改めて感じています。明日はお墓に詣って話しかけたいと思います。
 松山市出身の向井康弘さんもステキでした。俳優さん…コロナ禍の中、頑張って続けてほしいです。背景の写真もお芝居にリアルさが加わり自分もその場にいる感覚になりました。               

      J  阿部

  家族の写真を撮るという晴れがましい場面が、観ていた会員さんの多くにも経験があることでしょう。
 おしゃれをし、よそ行きになり、一生の記念にと、写真館へ臨んだものです。
 それが今日、写真機は電話機に組み込まれ、写真館品質の写真が幾枚と手軽にかつ安価に撮れてしまいます。
 舞台のあの写真機の前に並ぶ場面に、確かにその時を大切にしようとした家族がいた、そんな生き様を残したいと願った家族がいた、そんな父や母がいたことを大事に覚えておきたいと思いました。

              A



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