「明石原人」例会 運営サークルの取り組みを終えて。
「じゅんちゃん ―三人組―」
「搬入」と「搬出」が私たちの仕事と定めて丁度10年。はじめてサークル袋を渡す役目を引き受けた。いつも背中から見ていた会員を正面から迎えてびっくりした。銀色の髪美しく年を重ねた方達、おしゃれな友人同志、仕事帰りだろうか、足早に駆け込んでくる若い人達、皆さんとてもすてき!結構重いサークル袋を受け取りポスターを小脇に抱えた代表者達、幹事さんは休憩なし。改めて苦労がしのばれた。終演後のロビーは「博士号授与」で拍手喝采した定評のある「のりのいゝ今治」の会員のこと、お祭りのように元気でにぎやか。立つ場を変えたら嬉しい発見をした私達であった。
「お通し」について せせらぎ 桑村陽子
「明石原人」の例会を待つ公会堂のロビーは今までと少し様子が違っていた。長机を並べたテーブルの上には大小のお皿が並び、周りに座った劇団の方々が和気藹々と食事をしておられるのだ。ゆっくりと談笑する役者さんもおられれば、「ごちそうさまでした。」とそそくさと準備作業に戻られるスタッフの方もいる。しかし、この温かく和やかな光景は2時頃から、設営に時間がかかる照明の人達が来られた4時過ぎ頃まで続いたのである。
最後は劇団の若い女性の方が魔法のように手際よく片付けて下さった。
これが、いまばり市民劇場が初めて試みた「お通し」提供の様子である。
食事は運サの会員が中心になって持ち寄った。
11時の搬入時にもう、何人もの方から おにぎりや 海老だしの効いた山下さんの
「いぎす」 がたんと届けられた。
更に食事時間に合わせて熱々の唐揚げや温かいおにぎりを持ってきてくださった方々もいる。旅の続く劇団の人達には野菜が必要だろうと細やかの心配りのお惣菜や漬物を用意して下さった方々もいる。
こうしてテーブルの上は「ごちそう」で一杯になったのである。
そもそも運サ担当幹事の二人が「お通し」なるものをやってみようと思い始めたことから始まる。
とりあえず第1回目の運サで提案してみた。賛同意見がなかなか出なかったが、ある建設的な意見を皮切りに、「できる範囲で参加する」という声が上がり始め、一気に実施の方向で動き出した。
初めてのことで手探り状態だったが、第2回運サの会では、「費用はどうするか。」「何をどこで作るか。」「いつ、どのようにして公会堂に運ぶか。」など具体的のことが話し合われた。地元の物をとの案も出たが、各自おにぎりを作って持ち寄るというところに落ち着いた。 今回の運サは「お通し」に関しては、ほぼ成功したと思っている。最も大きな収穫は運サが活気づいたことだろう。新しいことに取り組むために意見を交わそうという雰囲気が生まれたのだ。それは例会当日の色々な作業をする場合にもある「まとまり」のようなものをもたらしたように思う。
ただ、反省すべきこともある。それは「お通し」の取り組みについて運サの会員方がどう感じたか、その声がお互い交わされていないでいることである。
第4回目の運サの会が形骸化している現状だが、準備の会と同じく、或いはそれ以上に重要な会であるという位置づけが、必要なのではないだろうか。総括を大切にすることが、次の運サでの取り組みをより充実させることにつながるだろう。
2006年度の活動方針
1.運営サークル前にサークル集会を開こう。
2.運営サークルでは、目標を達成しよう。
@運営サークルで「1名クリア」
A運営サークル会 第一回目参加 70%以上
B運営サークル会 複数参加 60%以上
Cサークルの根分け
3.今治市公会堂の設備改善を働きかけよう。
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