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第109回例会

     2010年 11月29日(月) 場所:今治市公会堂
     開演6:30  開場6:00
      海流座
     『新・裸の大将放浪記』
     原作:山下 清
     作:藤本義一
     脚本:米倉斉加年 芦屋小雁
     演出:米倉斉加年
     出演:米倉斉加年 芦屋小雁 おりも政夫 ほか
 


 この企画は、弟の小雁さんが兄の雁之助さんから遺産として受け継ぐべきだという米倉斉加年の進言で実現しました。

芦屋雁之助さんの当たり役、名舞台として知られる「山下清の物語」です。
兄と常に共にあった芦屋小雁さんが、現代喜劇の当たり役として演じます。

 あらすじ
 太平洋戦争下の春、山下清は放浪の旅に出た。昼は一日中歩き回り、夜になると神社や駅のベンチで眠った。ある田舎町の駅で巡査に尋問されるが要領の得ない清。居合わせた盲目の少女が清をかばうが、困っていたところへ、少女の勤め先、軍人食堂のおかみさんが清の身元引き受け人を名乗り出て一件落着。駅前の軍国食堂でしばらく働くことになった。
 放浪の旅に出る前の清は、ハ幡学園という養護施設にいた。そこでは、陶工や木工などを学習していた。清はその中でも、絵に興味を示し、独特の観察力と集中力で驚くべき才能を発揮していた。突然姿を消した清を心配していた園長の馬宮先生は、ようやく探しあて清を迎えにやって来た。清はどうしても受けなくてはならない徴兵検査が待っていたのだ。
 検査で落第した清、絵の世界へどんどん深く入っていった。戦後、平和な時がやって来た。清の放浪生活も終わりを迎えていた。清は有名な画家になっていたのだ。
 「放浪天才画家」「日本のゴッホ」そんな敬称が自由や自然を愛した山下清には、随分重たいものだった。いつも純粋に真実を見据えた山下清画伯の心には、どんな想いが渦巻いていたのか。そして旅の終わりにあったものとは・・・。


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